I-94の詳細説明は、いろんなところでされているので省略。ググると出入国記録と出てきますが、滞在可能期間Admit Until dateが書かれています。これを過ぎて滞在すると、不法滞在になります。
駐在員はVISA、パスポート期限だけじゃなく、I-94の期限も気にしなくてはいけないということですね。
そしてこのI-94の特徴として
①Admit Until dataの上限がパスポート期限である事
②Admit until dateの延長のためには出国し再入国しないといけない事
①はシンプル。パスポート期限が例えば2024/10月だとしたら、何度出入国を繰り返しても、Admit until dateは2024/10月よりも後ろにはいかないってことですね。まあこれは当然。パスポートが切れた後に滞在可能なんて有り得ないわけで。
②は空路での出入国であれば確実にI-94が自動的に更新されます。
…が、Admit until date前に空路での海外出張や旅行、一時帰国の予定が無い、もしくは事情により出来ないという人もたまに居るかと。
僕がまさにそれで、いくつかのブログで、カナダとの陸路出入国でI-94を更新したという情報を見て、それを参考にしてトライしてみたところ、見事に失敗しましたのでメモを残しておきます。
Windorの小籠包が美味い店,上海ビストロで昼食を食べ、こういうルートで戻りました。
Windsor側でトンネル通行料金7.5CAD支払い、アメリカ側に着いたら入国管理官にパスポートとVISAチェックされます。
で、その入国管理官にI-94の更新もしたい事を告げるわけですが、その時の会話が以下。
僕「I-94も期限まであと4か月だし、更新したいっす」
管理官「え、あと4か月あるでしょ?まだ大丈夫だよ」
僕「いやー、次の4か月間、空路での出入国予定が無いんすよ。で、アメリカには仕事であと10か月くらい滞在する予定。陸路でも更新出来るはずだから、今回のこの機会におながいします」
管理官「いや4か月前は出来ないよ。君、気が早すぎるよ。他の人たちは期限切れ2週間前とかに更新してるよ。」
私「(それもし更新失敗したら不法滞在待ったなしやん…)ええ…じゃあ俺も2週間前くらいに今回同様の陸路出入国したら更新できるの?」
管理官「出来るよ!」
私「……」
こんな感じ。不法滞在に関わる事が4か月前で気が早いとは、これ如何に。
察するにI-94更新は空路が原則、陸路更新は空路出入国計画が、もう無理であろう期限切れ2週間前といった状況での緊急措置のように感じました。
しかしここは自由の国、アメリカ。一律のルール制定・浸透が弱く、人によって処理・対応方法が違うという、ちょっとやべー国。僕と同じ状況でも更新に成功した人も沢山いるのでしょう。そういうのを何度も経験しているので、上記「出来るよ!」が、マジで信用なりません。
さすがに期限切れ2週間前に同じことをする勇気はないので、8月くらいにカナダとの簡易空路観光旅行を組む予定。
北米駐在員の皆様の参考になりますように。