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アメリカ ミシガン州に赴任中 メーカ勤務の日本人のブログ

アメリカで入浴をする方法1

3月も目前となり、少しずつ日照時間は長く、また日中の気温も上がってきたような気もするミシガン在住のひろぶろです。

とは言ってもまだまだ冬です。最低気温が氷点下となる日がもうしばらく続きます。

こういった寒い日に日本人なら恋しくなるアレ、本日のお題は「お風呂」です。

他のブロガーさんも書かれていますが、アメリカ人はお風呂につかる習慣が無く、シャワーのみです。そのため、一般的なバスタブは気持ちよく浸かれるように設計がされておらず、入浴にあたり複数の問題点があります。


問題点1.バスタブが浅い。いや、バスタブ自体の浅さもさることながら、上部排水溝の位置が低すぎるためお湯を溜められる深さが全然確保できない、と言うのが正しいかもしれません。こういう感じです。

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こんな感じ。バスタブ自体33cmですが、25cmのところにある上部排水溝からお湯が流れだしていくので実質深さは25cmです。この深さの風呂に体を収められるのは子供くらいです。大人だと体をくの字に折りたたんでも収まりません。


問題点2.下部排水溝の栓がザル(泣)。これはウチだけの問題かもしれません。アメリカでは下部排水溝は青丸のレバーを上に引くと下部青丸の中でフタが閉まって(外からはよく見えない)栓が出来るのですが、なんとこの排水溝、CLOSEにしていてもチョロチョロとお湯が流れ出していきます。
以前、お湯を溜めて少ししてから入ろうと思って数十分放置していたらかなりお湯が減っていてこの衝撃的事実に判明しました。


問題点3地下にあるタンク(Water heater)の容量分しかお湯が出ないこれが一番厄介。日本では瞬間湯沸かし器で延々とお湯が出ますが、アメリカでは地下のタンクにお湯を沸かして溜めておくのが一般です。

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このタンクの中のお湯を使い切ると、再度お湯を沸かし溜めるのにまた数時間かかります。お湯が出来あがるまでは水しか出ません。

我が家のバスタブの容量は70ガロン、一方タンクの容量は40ガロン。従って、お湯張りすると最後は水が出ます。最終的にバスタブには人間の体が入るので多少お湯の嵩は上がるので実質55ガロンくらい入れれば十分ですが、それでも40ガロンに対して足りないです。


問題点4.追い焚き機能など無い。これも頭痛のタネです。入っているうちに冷めてきたお湯を温かくする術がありません。熱いお湯を足せばよいのですが、バスタブを満たすのに40ガロン使い切っていることがほとんどなので、もう足すお湯がありません。

これだけの制約条件の中、何とかお風呂に入れる環境を整えた工夫を次回の記事で書きたいと思います。